確定申告の種類の1つで、青色申告決算書で申告することです。
青色申告をすることで、白色申告より節税効果が大きくなるというメリットがあります。
まず、所得金額から55万円を控除するという青色申告特別控除があります。
この控除を受けるには複式簿記で記帳した貸借対照表及び、損益計算書を確定申告の際に添付し、申告期限内に提出する必要があります。
さらにe-Taxによる申告、または電子帳簿保存を行うと65万円の控除が受けられます!
・青色申告特別控除額 現行 65万円⇒改正後 55万円
・基礎控除額 現行 38万円⇒改正後 48万円
上記を見ると、青色申告特別控除額が下がって、基礎控除が上がってるのでトントンですね。
青色申告特別控除の適用要件に加えて、e-Taxで確定申告、もしくは電子帳簿保存を行うと、65万円の青色申告特別控除が受けられるようになりました。
基礎控除額が上がった為、今までより控除額が10万円分UPするかたちになります。これは嬉しい改正ですね!ただしe-Taxで申告もしくは電子帳簿保存を行う必要があるので注意しましょう。
例えば1年を通して事業の赤字が300万円出たとすると、その年の所得税は0円になりますよね。その翌年に黒字が100万円だと、白色申告の場合は100万円分の取得税を支払わねばなりません。
が、青色申告をすると、前年度の赤字と翌年度の黒字が相殺されるので取得税が0円ですみます。その翌年も赤字が100万円出たとしても、前々年度の赤字と相殺して取得税は0円。その翌年まで、つまり赤字が出た年の翌年以降3年間は赤字が繰り越せるのです!これはすごい節税効果ですね。
フリーランスにはピンとこない人が多いかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。
青色申告を行う年度の3月15日までに、青色申告承認申請書を税務署へ提出します。
これを提出していないと、青色申告決算書で手続きしたとしても、自動的に白色申告としてみなされてしまうので忘れずに申請しておきましょう。
このように、節税効果の高い青色申告ですが、青色申告決算書の記入が結構大変。私は会計ソフトfreee
を使って行っているのでわりかしスムーズです。
頑張って仕事こなした分、支払う税金はできる限り抑えたいですよね。余裕を持って申告できるよう、日頃から準備しておくのも良いと思います。
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